【ブログ更新】孤独死について
2020年08月03日 18:40:39
先日、葬儀社様から遺品整理の見積もりの依頼をいただきました。
お話を聞くと残念なことに「孤独死」とのことでした。
現在、1年間に孤独死される方は約4万人以上といわれており、特に高齢者の孤独死が増加傾向にあります。
孤独死が起きてしまう原因はなんでしょうか、そしてどのようにすれば孤独死を防ぐことができるのでしょうか。
主に孤独死が起きてしまう原因は三つがあげられます。
① 近所付き合いが少なくなる
昔と比べて、現代の日本ではご近所との関係がとても薄くなりました。
自分の家の近所にどんな人が住んでいるのかをご存知ない方もいらっしゃるのではないのでしょうか?
近所付き合いが希薄化したため、体力が落ち外に出歩けなくなった高齢者の状況に気づくこができません。
結果、誰にも知られずに孤独死してしまうケースが発生します。
② 家族と連絡をとらなくなった
孤独死してしまう高齢者の共通点に「家族との連絡をあまりとらなくなった」ということがあげられます。
現代の近所付き合いの希薄化に、家族と疎遠になってしまう状態が重なって、一人暮らしの高齢者の孤独死が増加するという結果が起きます。
定期的にご家族が連絡を取ることで、何か起きた時には異変を感じることができ、孤独死を減少させることができます。
③ 体力が落ち、体が動かなくなる
体調が悪くなっても病院になかなかいけなかったり、食品等の買い物に出かけることが大変なご高齢者も多いのではないでしょうか。
そして免疫力の低下している高齢者は、特に病気にかかりやすい状態です。
その結果、ある日突然お亡くなりになってしまうケースが考えられます。
上記のように孤独死になる原因いろいろあります。
それでは孤独死に陥らないようにするためには、どのようなことに注意すればいいのでしょうか。
一番の対策は「ご家族で頻繁に連絡をとりあい、ご近所づきあいをする」ということがあげられます。
ご家族と頻繁に連絡をとることによって、何か起きた時には異変に気付くことができます。また、親に孤独を感じさせないようにしたいものです。
そして、ご近所づきあいの多い方はご近所さんが異変に気づいてくれたということも少なくありません。
「孤独死」は誰にでも起きるものです。それほど人が孤独になる原因が現代社会には多いということです。
原因をはっきりと認識し、孤独死が起こらないよう細心の注意を払うことは、自分の家族を守ることにも繋がるのではないでしょうか。