生前整理について
2019年10月11日 15:19:19
「終活」という言葉を聞いたことがございますか?
もし突然、自分が亡くなってしまったら、自分の家や、持ち物、財産はどうなるのだろうと思ったことがある方も多いと思います。
また、老後は施設に入居する方も増加しており、まだまだ元気なうちに身の回りを整理して、すっきりとした生活を送りたいと考える方も増えています。
生前整理とは
人が亡くなったときに、残された遺族が遺品を整理する「遺品整理」という言葉があります。これに対し「生前整理」とは、元気なうちに、身辺をある程度片付けておくことをいいます。
時間的にも体力的にも余裕があるうちに、自身が亡くなった後のことを考えて家の荷物や財産を整理整頓し、不要なものは思い切って処分、身軽な生活を送れるようにすることが生前整理であり、断捨離という言葉で表現されることもあります。
最近では高齢者だけでなく、中には20代や30代といった若い世代で行う方もいるようです。
残された家族のために
生前整理を目的の一つは、亡くなった後に、残された家族に苦労をかけないようにすることです。
何の準備もなく亡くなった方の遺品整理は、想像以上に大変なことです。
特に最近は、独り暮らしの高齢者も増加しており、生前の膨大な量の遺品を片付けることは、ご家族にとってとても負担が大きいことです。
遺品整理を行ったことのある方に聞くと、たくさんの荷物のどこから手を付けていいかわからない。
といった風に頭を悩ます方が多いようです。
自身のよりよい生活のために
生前整理を行うことは、残された家族のためだけでなく、自分自身のためにもなります。
生前整理は自分の人生を棚卸して、本当に必要なものだけを残し、人生をシンプル化することでもあるからです。
物だけでなく、財産や人間関係などの問題を片付け、自分の生活に不要なものを取り除くことが出来れば、今をより良く生きることができるはずです。