【ブログ】「形見分け」とは?【遺品整理の形】
2019年07月05日 17:25:48
「形見分け」とは、昔から行われている日本独特の風習です。
一般に形見分けとは、故人が大切にしていたものを近親者や友人に分けることです。
その遺品を通して個人の思い出を共有するために行われます。
その昔は、丈を直せば誰でも着ることのできる着物が代表的な形見分けの品物とされていました。
肌にまとっていたものには魂が宿るという日本人の思想からきているともいわれています。
今から2500年ほど前、お釈迦様の教えとして、遺品を売ってそのお金を等分するように教えられたとの言い伝えもあります。
これもある意味では形見分けといえますね。
民法などの法令で決まっているわけではないので、必ずしなければいけないものではありません。
ただ、ご高齢の親族の皆様や、古くからのしきたりを大切にしたい方も多くいらっしゃいます。
ご親族の中でそのような方がいらっしゃれば、きちんと形見分けを行うことも親戚付き合いのひとつでしょう。
失われていく日本古来の風習を守っていくという点でもおすすめいたします。
当株式会社メルシーでも、遺品整理のご依頼をいただき、現場でお仕事をさせていただく中で、
ひょっこりと故人の大切にしていたものや、思い入れのあった品々が顔を出す事が多々ございます。
当社ではそのような遺品を、ご遺族の方へ大切にお渡しさせていただいております。
しかしながら、昨今の高齢化に伴い、ご遺族の方の負担が増えていく中で、遺品整理まで
しっかりと行いたいというお気持ちがあっても、お時間の都合がつかなかったり、
日々のお仕事や、ご家族が亡くなられたショックなど心身的なご事情から、なかなか体が動かないというケースは多々お見受けします。
遺品整理についてお悩みの方、おひとりでお悩みになられず、まずは一度当社までご連絡くださいませ。
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